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週刊文春が、松本人志氏に性的な被害を訴える女性の証言を掲載し、松本氏が名誉を傷つけられたとして損害賠償を求める裁判が開始されました。出版社は取材を繰り返し、真実と確信していると主張して全面的に争う姿勢を示しています
- 東京地裁で始まった裁判は、松本人志さんが週刊文春を相手取っている。
- 文藝春秋側は、複数回の取材を重ね、女性の証言を信じており、同意のない性的行為は真実だと主張している。
- 一方、松本さん側は女性の詳細な情報を求めたが、文藝春秋は嫌がらせの懸念から回答を拒否した。
- 松本さんは裁判に集中するため、代理人は本人尋問には出廷する意向を表明している。
目次
倍率36倍❗️28日の裁判には19席の傍聴席に691人訪れた
- 28日の裁判には19席の傍聴席があり、691人が訪れた。倍率はおよそ36倍だった。
- 午前中から受付の前に長い行列ができていた。
- 40代の男性は松本人志さんの番組を見て育った世代であり、早く復帰してほしいと述べた。報道の事実性に疑問を持ち、裁判で真実を知りたいと話した。
- 20代の女性は被害者の女性が声を上げたことを賞賛しつつも、お互いの主張があるため裁判を通じて真相が明らかになることを望んでいると述べた。
松本さん「どんな相手であろうとも強制的な性加害は行っていない」
- 松本人志さんの代理人は、報道陣の取材で、「松本さんはどんな相手であろうとも強制的な性加害は行っていない」と述べた。
- 裁判で本人尋問があれば、松本さんは出廷を拒否しないと述べた。
- 他のお笑い芸人についても必要であれば証人として出廷をお願いする可能性があると述べた。
文藝春秋「やったことがないならばうそだと主張すればいい」
- 文藝春秋の代理人は、報道陣の取材で、「やったことがないならばうそだと主張すればいい。記事の認否について明らかにしないのであればこちらで全部立証する」と述べた。
- 被害を訴えている女性について、「本人を特定したことをにおわせる嫌がらせがあったり金目当てではないかと言われたりしている」と述べ、個人情報が分からなくても認否を主張できるはずだと主張した。
裁判期間は1年半から2年かかる
- 佃克彦弁護士によれば、松本さんや被害者とされる女性の法廷での説明が裁判のポイントになる。
- 裁判の争点は99%、記事の真実性または真実相当性にかかっており、週刊文春の記事が真実かどうかが焦点。
- 松本さん側の主張は、記事で述べられた食事会の有無や行為の実施の有無によって立証方法が異なる。
- 松本さんが法廷で証言する可能性があるが、厳しい質問が予想されるため、申請は松本さん側からではなく、文藝春秋側からの可能性がある。
- 文藝春秋側は可能な限りの取材を行い、記事が合理的な内容であれば真実相当性があると主張。
- 裁判の立証には被害者とされた女性の証言や客観的な証拠が重要であり、取材源を明らかにすることは難しい。
- 名誉毀損訴訟の場合、一般的には1年半から2年ほどかかると予想される。
後輩たちも巻き込まれる不条理に困惑し、悔しさと悲しさを感じている
- 松本人志さんは裁判が始まる前に、弁護士を通じてコメントを発表した。
- コメントでは、笑いを提供することを志してきたが、多くの人が自身のことで笑えなくなり、後輩たちも巻き込まれる不条理に困惑し、悔しさと悲しさを感じていると述べた。
- 真実が世間に伝わり、お笑いを再開することを望んでいる。
一方週刊文春側は
- 週刊文春の編集部は、「記事には十分な自信を持っています」とコメントした。
- 今後の報道と法廷で事実を明らかにしていく意向を示した。