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【なぜ点滅?】カメラで信号機を撮るとチカチカして見える本当の理由
こんにちは、ポチ男です。
日常のふとした瞬間に「ん?なんでこうなるの?」と疑問に思うこと、ありますよね。
今回はその中でも意外と知られていない現象、
「カメラで信号機を撮ると、点滅して見えるのはなぜか?」
というテーマを掘り下げていきます。
実際、YouTube ShortsやSNSでも
「信号がチカチカしてる!」
「これって壊れてるの? 危ないよね…」
といった声も見かけますが、
実はコレ、故障でも、危険でもありません。
■現象:カメラで見ると信号がチカチカ点滅
スマホやドライブレコーダーで交差点を撮影したとき──
信号機が「点いたり消えたりしてる」ように見えたこと、ありませんか?
実際に私が投稿したYouTube Shortsの映像(こちら)でも、
明らかに赤信号がチカチカと点滅している様子が映っており、
コメントでも驚きの声が寄せられました。
でも、肉眼で見るとちゃんと光ってる。
…なぜ、こんなズレが起きるのでしょう?
■原因:LED信号機の「パルス点灯」とは?
その原因は、信号機の“光源”にLEDが使われているからです。
以前の信号は「電球式」でした。
フィラメントが常に熱を持ち、継続的に光っていたため、どのカメラでもしっかり記録できました。
ところが現在の信号は、環境への配慮や長寿命の観点から、ほとんどがLED式に置き換えられています。
そしてこのLED、なんと…
常に点灯しているのではなく、超高速で「点滅(パルス)」している
んです!
この“パルス点灯”は、
例えば「1秒間に60回 ON/OFFを繰り返している」
といったように、人間の目にはまったく見えない速さ。
ですが、デジタルカメラやスマホカメラの仕組みによっては、その点滅がハッキリと見えてしまうことがあります。
■なぜカメラでだけ見えるの?
ここでポイントとなるのが、カメラの“シャッター方式”です。
最近のスマホやカメラは、
「ローリングシャッター方式」と呼ばれる、センサーを上から下へ順に読み取る構造が多く採用されています。
この構造だと、LEDの高速点滅とカメラの読み取りタイミングがズレてしまうことで、
「上の方だけ点灯してる/消えてる」といった現象が発生するのです。
この現象は「フリッカー現象」とも呼ばれています。
■ドライブレコーダーでも注意?!
実はこのフリッカー現象、
ドライブレコーダーなどでも起きるため、問題になることもあります。
たとえば、交通事故の証拠映像を確認するときに
「信号が点いていないように見える」
→「信号無視だったかどうか分からない」
というトラブルになることも。
ただし、これは裁判などの専門検証では
フレーム解析や別角度からの映像などで補完されるため、重大な証拠として否定されることは少ないです。
それでも「証拠にならない可能性がある」ことを知っておくのは大事ですね。
■対策:どうすればチカチカしないで撮れる?
この現象を防ぐ方法はないのか?
気になるところですよね。
結論から言うと「完全に防ぐのは難しい」です。
でも、ある程度は軽減できる方法があります。
▼方法1:シャッター速度を変える
・マニュアル撮影できるカメラアプリで
シャッター速度を遅くする(1/30秒以下)
→ フリッカーが出にくくなる
▼方法2:フリッカーレス機能を使う
・高性能のカメラや動画編集アプリには
「フリッカーレス補正」が搭載されている場合も
▼方法3:フレームレートを変更
・60fps → 30fpsなどに変更して
LEDの周波数とズレを減らす
※ただし、スマホの標準カメラでは難しい場合も多いです。
■まとめ:現象を知っておけば安心!
最後に、今回のポイントをまとめます。
✅ 信号機がカメラで点滅するのは「LED信号機」だから
✅ 超高速で点滅している“パルス点灯”が原因
✅ カメラの構造上、人間の目では見えない現象が映る
✅ 故障ではないので安心!
✅ 設定次第である程度は軽減可能
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